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アストロステージからのお知らせ 2003

平成15年07月30日 有限会社アストロステージ

最新仕様DICOM2003を実装した最新版開発ツール「ASCOMM V2.2」を発表

医療ネットワークソリューションを手がける有限会社アストロステージは、 2003年7月30日に高速DICOM通信アプリケーション開発ツールASCOMMの最新版、ASCOMM V2.2を発表しました。

ASCOMMは医療分野で急速に普及しているHIS/RIS/PACSのネットワーク部分を構築するための開発ツールで、 医療機器であるモダリティやDICOMアーカイブサーバ、各クライアントPC間で 診察画像や医療情報をやり取りするDICOM仕様をサポートし、 院内における本格的なDICOMネットワークを構築する為のツールです。 今回発表したASCOMM V2.2はDICOM2003最新仕様に対応したバージョンで、 従来のASCOMM V2.0/V2.1のリビジョンアップバージョンとなります。

ASCOMMの製品特長は基本エンジンの設計にこだわり、OSに依存しない構造となっております。 その為製品としてはWindows版の他にLinux版、UNIX版等までラインナップを揃え、 ユーザのニーズに合った形で製品を提供できます。 また、今回新たにマルチフレームのDICOM画像の作成、SOPインスタンスUIDの自動保存機能、 DIMSE-C/DIMSE-Nサービスの追加などの機能強化も図っております。 アストロステージでは既存のユーザには、ユーザ専用ダウンロードサイトにて無償にて最新版をご提供しております。



【ASCOMMV2.2で加わった新たな機能】
●DICOM2003対応
DICOM の最新仕様であるDICOM 2003の新規SOPクラス、転送構文、タグ番号、VRを含めて完全に対応しています。 今回のDICOM 2003仕様より11部に及ぶSupplementを追加し、 数十項目の 修正を行いました。 DICOM SR の追加、メディア保存クラスの強化、新規画像オブジェクトとして、 マルチフレームMR(Supplement49)およびマルチフレームCT(Supplement58)の追加、 新規転送構文として、JPEG-LSおよびJPEG2000の転送構文の追加を行いました。

●マルチフレームDICOM画像の作成
メモリ上のJPEG画像データもしくは外部JPEG ファイルからマルチフレー ムDICOM画像を作成することが可能になりました。

●SOPインスタンスUIDの自動保存機能
ASCOMM によって、DICOM データを受信し、 DICOMファイルに保存するときに、 Part 10ヘッダーの1つ内容として、SOPインスタンスUIDが必要です。従来、アプリケーション側が設定しないと、 デフォルトでは、SOPインスタンスUIDが空欄になってしまいました。 今回のASCOMMは、DICOMファイルに保存するときにSOPインスタンスUIDが空欄になっている場合は、 DICOMデータから取得し自動的に保存する機能を追加しました。

●一部DIMSE-CとDIMSE-Nサービスの実装
1) C-ECHO-RQ
2) C-GET-RQ/C-GET-RSP
3) N-EVENT-REPORT-RQ/N-EVENT-REPORT-RSP


【製品仕様】
●ASCOMM for Windows Ver.2.2
  対応プラットフォーム:WindowsNT4.0/2000/XP
  標準開発環境:Microsoft Visual C++V5.0以降
●ASCOMM for Linux Ver.2.2
  対応プラットフォーム:Linux Kernel2.4/glibc2.1.3以降
  標準開発環境:gcc2.2.2以降
  ※組込みLinuxについては別途お問合せください。

●ASCOMM for UNIX Ver.2.2
  UNIX版につきましては別途お問合せください。

【製品価格】
基本SDKパッケージ
ASCOMM for Windows Ver.2.2 :\500,000.-
ASCOMM for Linux Ver.2.2 :\500,000.-
ASCOMM for Unix Ver.2.2 :別途お問合せください。