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アストロステージからのお知らせ 2003

平成15年01月07日 有限会社アストロステージ

高速DICOM通信アプリケーション開発ツール「ASCOMM V2」発売開始

医療ネットワークソリューションを手がける有限会社アストロステージは、 2003年1月より正式営業を開始すると共に、高速DICOM通信アプリケーション開発ツール 「ASCOMM(アスコム)」の発売を発表しました。

ASCOMMは医療分野で急速に普及しているHIS/RIS/PACSのネットワーク部分を構築するための開発ツールで、 医療機器であるモダリティやDICOMアーカイブサーバ、各クライアントPC間で診察画像や医療情報をやり取りする DICOM仕様をサポートし、院内における本格的なDICOMネットワークを構築できます。

ASCOMMの製品特長は基本エンジンの設計にこだわり、OSに依存していない構造となっております。 その為製品としてはWindows版の他にLinux版、UNIX版等までラインナップを揃え、 ユーザのニーズに合った形で製品を提供できます。 また、各プラットフォームに対応できるようにメモリ消費量のコンパクト化や最新技術による高速転送の実現など、 大規模なネットワークシステムでも十分にその能力を発揮できる作りになっております。
また、その他にも各サービスクラスのサンプルプログラム、全DICOMタグデータ辞書まで搭載し、 基礎的知識だけでサーバ等のシステムへの導入が可能です。

アストロステージでは今年中に200セットの販売を見込んでおり、既にOEMでの提供も開始されています。



【ASCOMMの主な機能】

  • DICOM3.0/2001に準拠したDICOMネットワーク機能
  • DICOMファイルのロードおよび作成機能
  • 最新技術による高速転送の実現
  • メモリ消費量のコンパクト化
  • 大規模システムの用途としての画像サイズ無制限転送
  • マルチスレッドのネイティブサポート
  • 自動アソシエーション折衝の確立
  • 全ての転送構文のサポート
  • エラー情報のレベル定義/抽出編集機能
  • DIMSE-CおよびDIMSE-Nのサポート
  • シーケンスタグのサポート
  • 多彩な動作環境としてWindows/UNIX/Linux/組込みLinuxのサポート
  • Intel/PowerPC系のCPUをサポート
  • C++インターフェイスで開発パフォーマンスを向上


【製品仕様】
●ASCOMM for Windows Ver.2.0
  対応プラットフォーム:WindowsNT4.0/2000/XP
  標準開発環境:Microsoft Visual C++ V5.0以降
  Borland C++ Builder V6.0

●ASCOMM for Linux Ver.2.0
  対応プラットフォーム:Linux Kernel2.4/glibc2.1.3以降
  標準開発環境:gcc2.2.2以降
  ※組込みLinuxについては別途お問合せください。

●ASCOMM for UNIX Ver.2.0
  UNIX版につきましては別途お問合せください。

【製品価格】
基本SDKパッケージ
ASCOMM for Windows Ver.2.0 :\500,000.-
ASCOMM for Linux Ver.2.0 :\500,000.-
ASCOMM for Unix Ver.2.0 :別途お問合せください。