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アストロステージからのお知らせ 2003

平成15年08月21日 有限会社アストロステージ

高速画像処理開発ツール「ImagePulse V1」を発表

医療ネットワークソリューションを手掛ける有限会社アストロステージは、 2003年8月21日にクラス構造の高速画像処理開発キット 「ImagePulse V1(イメージパルス)」を発表しました。

ImagePulseは、C++クラスライブラリ構造の高速画像処理コンポーネントで、 通常の画像処理機能のほか、医療分野に特化した専用の処理機能も搭載しております。 アストロステージより発売しているASCOMMと合わせて使用する事により、 RIS/PACSなどの医療システムにおけるDICOM関連の一連の処理が実装可能となります。

ImagePulseの製品特長は極めて高速な処理速度で、医療分野によく使われているLossless JPEG画像の解凍速度において、 他社A社比1.6倍の速度を実現させました。 動画表示の速度は、平均100fpsにも達しています。
また医療専用の特殊な処理機能も実装しており、DICOM関連の処理に最適化した製品となっております。
ImagePulseの製品形態はC++のクラスライブラリとなっており、現段階では、 「画像ファイルのロード/セーブ」、「画像データの表示」、「画像データの編集」、「DICOM専用の画像処理」を 4グループの各クラスでご提供しており、ユーザはアプリケーションの用途に応じて、 オブジェクト単位で必要な機能を使用することができます。 提供形態もWindows版とLinux版、2つのプラットフォームをそれぞれご用意しております。



【ImagePulseの主な機能】

  • 画像ファイルのロードとセーブ
  • 多彩なロードとセーブモードの実装(ファイル/メモリ/ファイルハンドル等)
  • JPEG Lossy/Losslessのサポート
  • 画像データの表示機能
  • 矩形処理、矩形切り出し/移動処理
  • 16ビットデータのウィンドウレベリング処理
  • 画像の補正表示機能(Bilinear/Bicubic補間メソッド)
  • Windows互換のDIBデータの作成
  • 16ビットデータのバイト順の変更
  • 16ビットデータの8ビット変換機能
  • 16ビットデータの符号変換機能
  • 画像データのサイズ変更機能(Bilinear/Bicubic補間メソッド)
  • ASCOMMとのインターフェイス


【製品仕様】
ImagePulse Ver.1.1
  対応プラットフォーム:WindowsNT4.0/2000/XP
  標準開発環境:Microsoft Visual C++.NET
  Microsoft Visual C++ V6.0
ImagePulse for Linux Ver.1.1
  対応プラットフォーム:Linux Kernel 2.4/glibc2.1.3以降
  標準開発環境:gcc2.2.2以降

※組込みLinuxについては別途お問合せください。

【製品価格】
基本開発キット
ImagePulse Ver.1.1 :\200,000.-
ImagePulse for Linux Ver.1.1 :\300,000.-